新たに復活!新阿蘇大橋は新しい観光名所に!旧阿蘇大橋も忘れずに

新阿蘇大橋南阿蘇

熊本から大分へ延びる国道57号線から325号線へ曲がると大きくてきれいな橋が現れます!南阿蘇方面へ向かうための重要な橋、新阿蘇大橋です。

2016年の熊本地震で、阿蘇大橋が崩落してしまってから4年と10か月。2021年3月7日、ついに、阿蘇のシンボルが復活しました。それまでは、阿蘇大橋の代わりに、迂回路として、下流にかかる長陽大橋を渡ることなどで南阿蘇へ行かなければいけませんでしたが、新阿蘇大橋ができて、スムーズに南阿蘇へと向かうことができるようになりました。

ただ、交通の便が良くなっただけではなくて、新しくできた新阿蘇大橋には、新たに展望スペースや駐車場、休憩するためのお店などができて、新たな観光スポットとなりそうです。今回はその新阿蘇大橋の見所と、以前あった阿蘇大橋を思い出しながら、観光シーズンの阿蘇大橋周辺の渋滞情報や、う回路等もご紹介します。

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阿蘇の玄関口のシンボル!阿蘇大橋

新阿蘇大橋

熊本市方面から国道57号線で阿蘇へ向かうと、だんだんと道路は上り坂になり、緑あふれる風景に変わっていきます。そして、阿蘇の玄関口ともいえる立野までたどり着くと、もうそこは阿蘇です。立野は阿蘇のカルデラができたときの火山砕石物の流れたことによって巨大な深い渓谷になった部分にあたります。

阿蘇大橋は、昔から地元の人にとっては便利な生活道路として、観光に来た人にとっては阿蘇に来たなぁと思わせてくれるようなシンボル的な橋として、親しまれてきました。

熊本地震が発生、まさか!阿蘇大橋までが!

2016年4月、あの熊本の大地震が起きました。まさかあの大きな頑丈そうな旧阿蘇大橋がもろとも崩れ落ちてしまうなんて、誰も想像していなかったのではないでしょうか。傍を走る国道57号線と豊肥線の線路もろとも崩れてしまった写真や映像を見たときには、衝撃を受けてしばらく言葉もでませんでした。

周辺の鉄道、57号線の他にも、民家やすぐそばにあった大学も大きな被害を受け、もうしばらくは、復旧は無理なのではないかと絶望的になったことを思い出します。

阿蘇大橋_熊本地震

一体この先どうやって生活していけばいいのだろうか。本当にまた元の生活に戻るのだろうか。そんな不安があふれる毎日です。阿蘇大橋はしばらくはできないだろうと思っていました。

しかし、2016年11月から新たな新阿蘇大橋の建設が始まりました!うれしい気持ちと同時に一体あの崖が崩れた状態からどうやって道路や橋を作っていくのだろうと、それはそれは地道な途方もない作業なのだろうなぁと、まだまだ心配もありました。

阿蘇大橋は、いつからあるの?

地震以前にあった旧阿蘇大橋は、地元の人にも観光に来た人にとっても阿蘇のシンボル的な存在でしたが、一体、いつから阿蘇大橋はあったのでしょうか。

musume
musume

1971年にできたんだって。熊本地震が2016年だったから、約46年も頑張ってくれていたんだね。

mama
mama

そうだね。けど、この長い間に阿蘇大橋にも紆余曲折があったようですよー。

私は幼いときに聞いた話では、一時、阿蘇大橋は自殺の名所として、不名誉なイメージを持たれた時期もあったらしいです。なぜかというと、高い阿蘇大橋から飛び降りる人がいて自殺名所と呼ばれるようになってしまったらしいのです。

自殺の防止のために、旧阿蘇大橋ではいろいろな工夫がされたらしくて、自殺防止のネットが張られたり、まてまて地蔵というお地蔵さんが置かれたり、イメージカラーだった赤オレンジの色を、目立たないグレーに塗り替えたりしたそうです。

今でも”赤橋”なんて呼ばれることがあるけど、阿蘇大橋は赤色だった写真を見たことがあります。
旧阿蘇大橋は、いろんな変化をとげてきました。

新阿蘇大橋の誕生!旧阿蘇大橋と新阿蘇大橋の違いは?

長陽大橋から見た建設中の阿蘇大橋

新阿蘇大橋の建設場所は、600mほど旧阿蘇大橋から熊本市に近い方に移動していますね。阿蘇大橋になじみがある人は、あれっ?前あった橋の場所と違うな。と気づくのではないでしょうか。橋がかかる場所が変わっただけでなく、現代の最新技術を使ったスマートで地震に強い新大橋に生まれ変わったというので、どのように生まれ変わったのか調べてみました。

・旧大橋と新大橋の違い

旧阿蘇大橋新阿蘇大橋
橋長205.9 m525m
高さ76m97m
最大橋桁の間132.2 m165m
歩道なしあり

橋の長さなど主なものを比べてみましたが、旧阿蘇大橋より新阿蘇大橋の方が2倍以上も長いことがわかりました。高さも橋桁から橋桁までの最大の長さも新大橋の方が高く長いです。

そして、この新大橋は、大成建設さんが建設したそうなんです。その工法名は「ラーメン方式PC3径間連続ラーメン箱桁橋」というそうで、何やら美味しそうな名前です。地震にも強いとも書いてありました。大成建設さんの動画を見ましたが、さすが!現代の建設技術はどんどん進んでいるのだなぁと感心してしまいました。

あれだけの大きな橋を、地震で地形が変わってしまった所に、土台から新たに作る大工事を、工事が始まってからたったの4年4か月ほどで完成させてしまったことを思うと、とっても短い時間だったと思います。なんと、24時間体制で工事をしていた時期もあるそうです。工期短縮したらしいですよ。

崩れ落ちてしまった旧阿蘇大橋が見れる!?熊本地震の遺構

熊本地震では、たくさんの犠牲になったものや苦労や悲しみを忘れずにいるためにも、地震で崩れてしまった旧阿蘇大橋の橋桁の一部を残してあります旧阿蘇大橋が今にも落ちてしまいそうな姿で岸からぶら下がっています。

旧阿蘇大橋:南阿蘇村震災遺構数鹿流(すがる)崩跡の展望所から見える

大地震の後、避難生活が続き、何をするにも不便な生活がしばらく続きました。一体、いつになれば元の生活に戻るのだろうと暗い気持ちが続いたと思います。

それでも、少しづつですが、道路や生活する場所が復旧されていきました。あらたな気持ちで、また頑張ろう!とだんだんと心を切り替え、阿蘇では活気が戻ってきています。

また前向きに心を切り替えるのは本当に大変だったと思います。そんな苦しい大変な思いをした熊本地震経験を次に生かすためにも、地震のことを忘れないで語り継ぐことも大事ではないでしょうか。

57号線を阿蘇市方面へ向かうところに、旧阿蘇大橋がかかっていた場所があります。そこには、南阿蘇村震災遺構数鹿流(すがる)崩跡があり、車を止めて旧大橋の遺構を見ることができますよ。

黒川の数鹿流ヶ滝(すがるがたき)落差60メートルもある迫力ある滝も見てみてください。 

数鹿流(すがる)崩之碑展望所
   無料駐車場から更に徒歩7分ほどで高い展望所へ上ることができる。

新阿蘇大橋の見どころ

新阿蘇大橋の夜景

今までは車に乗って、通り過ぎる瞬間の景色を目に焼き付けるしかなかった阿蘇大橋からの眺めですが、なんと、駐車場やトイレも完備された展望所「ヨ・ミュール」で、ゆっくりと新阿蘇大橋から見える壮大な景色をながめることができるようになりました。

更にうれしいことには、橋に歩道ができたんですよ!歩いて渡るのも楽しみですねぇ。

musume
musume

ねえねえ歩いて橋の一番高いところからの景色をみたーい。

papa
papa

高いところって景色良し!スリル満点だよね。。(パパ高所恐怖症気味なんですけど・・・。)

見所満載の新阿蘇大橋の見所をご紹介します。

駐車場がある展望スペース 「ヨ ミュール」  

新阿蘇大橋の展望所には、「ヨ・ミュール」というかわいい名前がついています!駐車場は無料で、トイレやお店もあるなんて、せっかくですから、ここでゆっくり休憩して橋からの眺めを堪能するべきですよ。

「ヨ・ミュール」ってフランス語?なんて考えたりしましたが、一体どういう意味なんでしょうか?

実は熊本弁をもとにつけた名前だそうですよ。熊本の言葉で、「ようみゆる。」って、良く見える。という意味なんです。熊本の方言をかっこいいフランス語風にしたのですね。よく聞くとわかりますよ。よー見ゆる。よみゅーる。ヨ・ミュールって感じです(笑)。

トイレやお店が備えられたきれいな建物は、実は、熊本地震の時に使われていた仮設所を持って来たんだそうです。これもまた熊本地震を忘れないための遺構となっています。

そこで、食べることができるのが阿蘇山牛乳で作られたジェラート。本格的な美味しいコーヒー店もあります。

展望所「ヨ ミユール」施設案内
営業時間11:00~17:00
駐車場北側駐車場23台 南側27台 無料
施設軽食できる店 トイレ

展望するときに見てほしいチェックポイント

新阿蘇大橋の駐車場から橋の下へ回り込んで雄大な景色を眺めることができます白川渓谷の深さが良くわかります。私たちでは考えられないほどの長い時間をかけてできた自然の光景にきっと感動間違いなしです。しかし、急な階段の上り下りが必要ですよ。

新阿蘇大橋の建設は、とっても大変だったようです。この渓谷の崖に橋桁を立てるにはあまり良い場所ではないからです。ここで見られる柱状節理という石の構造は、縦に線が入ってきれいな模様に見えますが、その代わりとても崩れやすいそうです。

しっかり柱状節理の石の周りを固定して、ドーンと力強く建っている橋桁はこの展望所の見どころだと思いますよ。展望所で景色を眺めるときは、地形や橋の構造、下流にかかる橋なども見てみてください!

展望所でのおすすめポイント
  • 切り立った崖の地形 何万年も前の火山噴火の溶岩が固まってできた柱状節理のきれいな岩
  • 橋の構造 渓谷の柱状節理の岩盤の中に巨大な橋の柱を埋め込んで建てている。
  • 長陽大橋 下流にかかる大きな橋
  • 第一白川橋梁 南阿蘇鉄道が通る橋

このような渓谷ができた阿蘇の歴史について興味がある方は、阿蘇の草千里にある阿蘇火山博物館に行くのがおすすめ。阿蘇は、世界遺産の地質版である世界ジオパークとして登録されています。世界からも貴重な地として認められています。

更に、白川と黒川の合流点付近で、現在、ダムを建設中だそうです。

新阿蘇大橋へのアクセス

熊本市からは、57号線を阿蘇方面に向かうと、立野があります。そこを過ぎると、阿蘇市と南阿蘇の分岐点として325号線阿蘇大橋があらわれます。阿蘇大橋を渡らず、まっすぐ進むと阿蘇市へ向かいます。

南阿蘇方面への渋滞をさけるためのアクセス情報

以前は、休日になると、午前阿蘇方面午後熊本市へ向かう車が、渋滞となっていました。観光シーズンに入ると渋滞はどうなるでしょうか。新観光スポットとなった新阿蘇大橋周辺はやはり渋滞が予想されます。

© OpenStreetMap contributors

以前は、57号線は一車線の片側通行でしたが、だんだんと車線が増えました。以前より渋滞解消しているのではないかと思いますが、それでも、観光シーズンではすんなりと車が進むかどうかはわかりません。

もし、ひどい渋滞が起こった時に、別な道でのう回路があります。渋滞を避けたい方には、いくつかの南阿蘇へのアクセス方法をご紹介します。

長陽大橋経由

阿蘇大橋が建設中の時、長陽大橋が南阿蘇へアクセスするのに大活躍しました。新阿蘇大橋ができて、長陽大橋の車の量は減ったのではないかと思います。

しかし、それでも新阿蘇大橋付近の渋滞は起きることが考えられます。そこで、長陽大橋を渡って南阿蘇方面へ向かう方法をおすすめします。57号線を熊本市方面から立野まできたら、立野駅の看板を右に曲がります。立野駅へは向かわず、反対の方へ道なりに進むと長陽大橋へつながります。

橋を渡った後は、急なカーブの上り坂になりますが、しばらく進むと、325号線のある交差点に到着!ここからは、南阿蘇の目的地へと向かってください。

俵山トンネル経由

南阿蘇が目的地であるのなら、俵山トンネルを経由しての行き方もあります。俵山経由でも渋滞は起こりますが、比較的、阿蘇大橋方面の渋滞よりも時間が短いように思います。

九州道の益城熊本空港ICを降りてください。そこから阿蘇方面と書いてある看板を手掛かりに、36号線第二空港線を走ります。道なりに行くと熊本空港に着く手前に、206号線へ曲がります。

そこからは、ひたすら道のりに沿って走ると、だんだんと上り坂が急になり、俵山トンネルが現れます!そこをぬければ、もう南阿蘇に到着です。

道中、観光スポットがたくさんありますから、寄りながら南阿蘇へ向かうことをおすすめします!

その他にも、トンネルを抜けずに、阿蘇の外輪山の山越えで向かうアクセス方法があります。グリーンロード南阿蘇という道を走ると、天気の良い日は峠できれいな景色を眺めることができますから、時間に余裕がある方にはおすすめです。

その他、大分方面から南阿蘇へ

大分方面からは、57号線から阿蘇大橋が一般的な南阿蘇へのアクセスですが、57号線から265号線へ曲がって、ぐるりと根子岳や阿蘇外輪山を望みながら南阿蘇へ向かうのも、楽しいドライブになりますよ。

宮崎方面から南阿蘇へ

南阿蘇の高森町のすぐお隣は宮崎県の高千穂町です。宮崎県からは、325号線で南阿蘇方面へとアクセスできます。高千穂町は天孫降臨、神様が生まれた町として、こちらもとっても良い観光地です。宮崎県高千穂町で、天岩戸神社高千穂峡などをめぐったついでに、南阿蘇へもお越しください!

まとめ

阿蘇大橋は、地元の人にとっては欠かせない生活道路として、そして、観光に来た人にとってもスムーズに南阿蘇へ向かうための橋として、長い間活躍してきました。
あらたに復活した新阿蘇大橋を見に行く前に、少しでも熊本地震での被害の事や昔の阿蘇大橋のことを知ってもらって、新阿蘇大橋や旧阿蘇大橋での観光をより楽しいものにしてください!

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